就活で施工管理をやってみようと考えているけど、施工管理ってどんな仕事をしているんだろうと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。またネットやSNSでは「施工管理はやめとけ」や「施工管理はきつい」といったマイナスの意見が多く、どんなスケジュールで働いているか気になると思います。
情報が少ないためとりあえず就職はしたけど、イメージと違って辞めてしまう人も多いですが、非常に勿体ないです。
この記事では施工管理2年目のリアルな1日のスケジュールをご紹介し、就活中の皆さんに後悔しない就活にする一助になれば幸いです。
施工管理2年目のリアルな1日スケジュール

7:00 出社、作業内容確認、勉強
大学生の皆さんならほとんどの方が「朝早!」と感じますよね。
筆者は朝7時前後に現場に到着しています。当日の作業内容を把握したり、協力会社さんに当日の作業内容について確認するといった感じです。
しかし7時からずっと仕事しているわけではなく、隙間時間で自分の時間を使っています。
ニュースを見たり、スマホを触ったり、たばこを吸ったりと。筆者は資格の勉強時間に充てています
1年目は朝早く来ることに嫌気をさしていましたが、帰宅後に勉強するよりも数倍捗るし、帰ってからゆっくりできるので満足するようになりました。
はじめのうちは朝起きるだけでも辛いですが、1か月もすれば慣れます。
筆者は大学生時代、夜は2時に寝て、朝は9時に起きるという怠惰な生活習慣でしたが、入社1,2か月で慣れてきました。

まずは早起きに慣れよう!
8:00 体操、朝礼
8時になると作業員全員が集合し、ラジオ体操と朝礼を行います。朝礼では当日の作業内容と、付随する安全注意事項や、必要な資格の確認を行います。
作業員全員が当日の作業内容を把握するために行ってるわけです。
工事は常に危険と隣り合わせなので、安全注意事項を作業員全員に伝える重要なタイミング。
ラジオ体操をしていると目が覚め、体も動くようになるのでいい習慣になります。
8:30 現場巡視、書類作成
8:30から作業が開始し、それに合わせて我々も現場を巡視します。現場を回る理由は計画通りに進んでいるか、危険な作業がないかを確認するためです。
ずっと現場に張り付いているわけではなく、隙間時間でデスクワークも行っています。
デスクワークでは書類のチェックや作成を行います。書類のチェックとは、作業員の方の情報が正しいか、必要な資格を持っているかなどの確認です。工事では資格がないとできない作業がたくさんあるので、資格を持っているかの確認は重要です。
他にも工事報告書の作成など多岐に渡ります。

施工管理ってマルチタスクなんだね
12:00 昼休憩
12時から1時間は昼休憩です。昼食を取り、余った時間は寝たり、ゲームをしたり、はたまた勉強をしたりと人それぞれです。会社で働く方々は45分休憩だと思うので、休憩時間が長いのはうれしいポイントですね。
工事でトラブルがあるときちんと昼食を取れなかったり、昼食の時間がずれたりしますが、施工管理に限った話ではありません。
13:00 現場巡視、書類作成
午前中と同じ作業内容です。気を引き締めて危険個所がないか現場巡視を行います。
15:00 昼礼、現場巡視、書類作成
15時になると安責者という各下請け会社の代表の方々が集まって昼礼を行います。内容は当日の作業進捗や、翌日の作業予定、調整などです。
昼礼は協力会社間での調整が必要な作業も存在するので、非常に重要な時間の一つです。例えば穴をあけなければボルトを入れられないように、作業の順番優先度を考えながらを話し合って調整します。
そのあとは再び作業が開始するため、現場巡視やデスクワークに戻ります。
17:00 終業点検、書類作成
基本的には17時に作業が終了し、終業点検を行います。終業点検とはその日作業があった場所を巡回し、危険な場所がないか、電源の切り忘れがないかなどの確認を行います。例えば家を出る前、電気を消したか、火は消したか、鍵は閉めたか、雨が降りそうだったら洗濯は入れたか、みたいなイメージです。
つまりこのまま帰宅してもも安全な状態にしておくための確認が終業点検というわけです。
終業点検が終了したら、残っているデスクワークを片付けます。場合によってはここから打ち合わせがあることも。
18:00 退勤
筆者は17:30-18:00くらいで退勤しています。工事が早く終わったり、負荷が軽いときは17時(定時)で上がれる日もあります。逆に工程が厳しいときは20時から21時まで残業しているときもありますね。
一見労働時間が長いようにも見えますが、個人的には施工管理に限った話ではないのかなとも感じています。

工事が忙しい時期はどうしても残業時間が長くなっちゃうよ
1年目で気づいた施工管理をやっていくうえで超重要な考え方
ここで、今までお伝えしてきたスケジュールを過ごすうえで重要な考え方もご紹介します。この考え方を持っていれば着実に技術力を伸ばしていくことができます。
協力会社(業者さん)とのコミュニケーションが一番大切
協力会社とのコミュニケーションは最も重要です。理由はすべてが円滑に進むようになるからです。
コミュニケーションを取り、仲を深めていくことで我々が気づかないことを教えてくれたり、なんでも相談してくれるようになります。そうなると工事でのミスが減り、品質の向上や残業の減少、雰囲気が良好になるなど大きなメリットになります。
また施工管理1,2年目はわからないことだらけなので、プロの職人さんから情報を聞くのが一番の勉強です。コミュニケーションを取り、仲を深めることで、勉強では得られない貴重な情報を知ることができます。
筆者は1年目の時、喋っている時間があるなら知恵を使って仕事を進めた方がいいと考えていましたが、実際はコミュニケーションが最も重要であるということに気づきました。
皆さんが施工管理になったらぜひ意識してみてほしいです。

業者さんは怖そうなイメージだけど、優しいしいい人ばかりだよ!
作業の概要を把握しておく
1,2年目はとにかく現場を見ることになりますが、その作業だけ見ていても何をやっているのかさっぱりわかりません。そこで大事なのが工事や作業の概要を事前に把握しておくということです。
例えば「部屋を掃除して」とだけ言われ、よくわからないままとりあえず適当に掃除機だけかけたとします。でも掃除の目的が「重要な来客を迎えるため」だったらどうでしょう。それを知っていれば、机や床を拭いたり、掃除も隅までしたはずです。
つまりその目的が分かっていなければ、作業を理解することができないということです。
その日の作業前に先輩や上司に確認することをお勧めします。もし忙しそうで聞きづらかったら作業員さんに聞くか、仕様書という工事の概要が書かれた書類を探して読んでおくだけでも十分です。
関連資格を取得し、知識をつける
まずは業務に関連する技能講習や特別教育というものを受講しましょう。技能講習や特別教育とは関連する作業を行うための資格だと考えてください。
現場を見ることも大切ですが、やはり座学も必要です。勉強しなければわからないことはたくさんあります。安全面に関しては、危険なことに気づかなければ、注意することも是正することもできません。
例えば包丁で指が切れる危険性を知らなければ、猫の手にして切ってくださいという注意ができず、けがをしてしまう危険があるといった感じです。危険性と、その対処法は座学で学ばなければ、事故を起こしてしまいます。
技能講習や特別教育ではその分野の基礎知識や潜在する危険性、その対処法を学ぶことができるので、早いうちに受講しましょう。また施工管理には様々な法律にも縛られているため、施工管理技士試験の受験もお勧めです。給料アップも狙えて一石二鳥です。管工事施工管理技士1次試験に絶対合格する方法はこちら。

現場と同時並行で関連資格も取得することで、効率よく仕事を理解できるようになるよ
最後に
本記事では施工管理2年目のリアルな1日のスケジュールをご紹介しました。皆さんが就職してから施工管理が思っていたのと違って後悔したり、就活での不安が少しでも解消できれば幸いです。
